Ubuntu10.04 x64で録画専用機を作ってみた その1
予定はなかったのだが、HDDが壊れて載せ替えるついでに、録画用の専用機を作ってみた。
Ubuntu10.04をインストールしてみることにした。 server版を入れると、不具合が多発したので、desktop版から作成し直した。
1度やり直したら、うまくいかなかったので、記述し直してみた。 ちょっと時間たったので、うろ覚えですがw
使用したもの
1 PT2
2 B-CASカードリーダー 64ビット版でも動く定番のSCR3310-NTTCom
(Windows機で一応動作報告のあった安い商品を使ったら自分の環境ではうまくいかなかったw 私みたいな素人は、最初から、定番商品を使った方がいいようですorz)
ダウンロード先は、ダウンロードにしたままでやってます。
カードリーダーの設定
1 B-CASカードを挿入したNTTComを接続して、再起動 当初は、点灯状態です。
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get clean をやるといいらしいので、3つのコマンドを実施。
2 ICカードリーダの設定
sudo apt-get install libccid pcsc-tools
3 NTTComのランプが点滅していたら成功らしい
4 確認のために
pcsc_scan を実行。 ずらーっと表示が出てきたので、認識しているようです。
ARIB STD-B25の設定 これがないと地デジが見れないらしいですよ。
1 http://hg.honeyplanet.jp/pt1/archive/c44e16dbb0e2.zip からファイルを、ダウンロード。
2 ダウンロードしたzipフォルダを展開する pt1-c44e16dbb0e2フォルダができる
cd pt1-c44e16dbb0e2/arib25/src
make
sudo make install
PT2の設定
1 PT2のドライバをインストールする前に、必要らしいので、インストール
sudo apt-get install -y build-essential linux-headers-`uname -r`
sudo apt-get -y install mercurial autoconf automake
sudo apt-get install pkg-config libpcsclite-dev php5-cli
sudo apt-get install unzip
sudo apt-get install g++ libboost-filesystem-dev libboost-thread-dev libglib2.0-dev libboost-regex-dev build-essential autoconf libpcsclite-dev mercurial
2 ドライバのインストール
sudo apt-get -y install mercurial autoconf automake
cd ダウンロード
hg clone http://hg.honeyplanet.jp/pt1 PT2 入力してEnterキーを押す。 ダウンロード に PT2 ディレクトリができる。
3 以下の手順はPT2からアンテナに電源を供給する設定だそうです。 マンションなどで共用のアンテナを使用している場合や別の機器から電源を24時間供給している場合、この設定は必要がないそうです。
4 端末で
gedit PT2/driver/pt1_pci.c
54行目付近の 「static int lnb = 0;」を「static int lnb = 2;」 に書き換える。
5 端末
cd PT2/driver
make
sudo make install
6 ここまで行ったら、再起動する。
recpt1のインストール
recpt1はPT2で録画するときに使うツールなので、これをインストールするだけでも、コマンドラインから録画することが可能になる。
1 端末
cd ダウンロード/PT2/recpt1
./autogen.sh
./configure –enable-b25
make
sudo make install
2 録画機能の確認
cd ~
recpt1 –help
recpt1 –b25 –strip 3 30 test.ts
Cannot tune to the specified channel というエラーが出るのでググった
チャンネル設定らしい。 物理チャンネルというのが、実際に放送されているUHFのチャンネルで
それを設定しないとだめということらしい。
チャンネルは こちら を参照してください。
ということで、
cd ~
recpt1 –help
recpt1 –b25 –strip 13 30 test.ts
としてみたら、無事に録画されました。 デフォルトでは、homeフォルダに生成されます。 30秒のTSファイルを確認できました。
動画プレイヤーで30秒間、録画された動画が再生できれば設定成功です。動画プレイヤーで再生する場合はプラグインを要求されますので、まだ導入していない場合は動画プレイヤーの指示に従って導入して下さい。
もし端末で「Cannot tune to the specified channel.」と表示されて録画できなかった場合、PT2が認識されていない可能性があります。
その場合は端末で「dmesg | grep pt1」と入力してEnterキーを押してみて下さい。もし「pt1」を含む文字が表示されれば別に問題がありそうですが、何も表示されなかった場合は、 PT2が認識されていないのです。
その場合は、ドライバのインストールで手順が間違っていなかったか確認して下さい。もし手順に間違いがなかったならPT2がPCにしっかり取り付けられていない可能性があります。PT2を付けなおしてみて下さい。