Aviutlでエンコードしてみる
今更な感がありますが、備忘録的にメモ書きとして残しておく。
お金あるなら、ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5 とか使う方が簡単かも
1 Aviutlを使用する前に
Microsoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージ (x86) と
Microsoft Visual C++ 2010 SP1 再頒布可能パッケージ (x86) をインストールしておく。
再起動して、WindowsUpdate もしておくこと。
コーデックが入っていないと、そもそも編集ができないので必要なコーデックはインストール
しておくこと
64ビット版の場合は64ビットのコーデックを入れておかないと駄目だよ。
2 BonTsDemux のダウンロード
DTV関係ツール から、BonTsDemuxを検索してダウンロード (up1091.zip)
(2012/4/8現在、BonTsDemux v1.10+10k7+nogui+es+fix05 バグ修正 が
最新のようです。)
TSファイルからm2v+aacを作成するツール
3 AviUtl本体とMP4作成に必要なプラグインなどをダウンロード
・AviUtlのお部屋 から、AviUtl をダウンロード
(2012/4/8現在、version0.99k2 が最新のようです。)
まあ、これがないとそもそも始まらない。
・x264.nl(x264.exe) からx264.exeをダウンロード (64bitOSなので、64bit 8bit-depth)
x264形式に動画をエンコードするのに必要
・rigayaの日記兼メモ帳 からx264guiExをダウンロード
(2012/4/8現在、x264guiEx 1.38が最新のようです。)
x264をGUIで操作するために必要
・MP4Box 0.4.6 rev2735 から、MP4BOXをダウンロード
(2012/4/8現在、0.4.6 rev2735 が最新のようです。)
mp4ファイル化するために必要
js32.dllも入っているので忘れずに
・Nero AAC コーデック から、Nero AACコーデックをダウンロード
(2012/4/8現在、NeroAACCodec-1.5.1.zip が最新のようです。)
AAC形式の音声出力に必要な音声用のコーデック
・DirectShow File Reader プラグイン for AviUtl から、ダウンロード
(2012/4/8現在、ds_input026a.lzh が最新)
多種の動画を読み込めるようになるプラグイン
(Windowsにコーデックパックを導入しておくこと!)
・MPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-In からダウンロード
(2012/4/8現在、 m2v_vfp-0.7.5a.lzh が最新)
MPEG2映像を安定して読み込めるようにするプラグイン
・DTV関係ツール から FakeAacWavを検索してをダウンロード(up1009.zip)
(2012/4/8現在、FakeAacWav Ver0.28が最新)
AACをFAW化して読み込むプラグインで、AACをwev形式に変換とかの手間が省けるので
採用
fawcl.exe を使用する
・DTV関係ツール から、 aviutl FAWぷれびゅ~プラグインをダウンロード(up0570.zip)
(2012/4/8現在、2/12が最新)
FAWでも編集時に本来の音声波形を表示させるプラグイン
・tc2mp4Mod20080617.7z をダウンロード
自動フィールドシフトプラグインを使うために必要。
・+ AviUtlプラグイン置き場 から、自動フィールドシフト インタレース解除プラグイン を
ダウンロード (2012/4/8現在、ver7.5aが最新)
AviUtl標準の二重化や自動、自動24fpsの代わりに選択して使用する
・スキマ産業 から、リサイズフィルタをダウンロード
(2012/4/8現在、ResizeFilter_111020.zipが最新)
Aviutl標準のリサイズよりこっちの方が綺麗に仕上がるらしいので導入
・AviUtl オリジナルプラグイン公開サイト @ wiki から、WarpSharpMT v1.33ex6 を
ダウンロード (2012/4/8現在、WarpSharpMT v1.33ex6 が最新)
アニメ絵をべた塗り+線を細くしてくれるプラグイン(実写には、使用禁止!)
各自のCPUが対応している命令セットのフォルダに入っているものを使うこと。
・AviUtl オリジナルプラグイン公開サイト @ wiki から、時間ジャンププラグインをダウンロード
(2012/4/8現在、timejump005.lzh が最新)
・がらくたハウスのがらくた置き場 から、
非線形処理な先鋭化 と 非線形処理な先鋭化用前置フィルタをダウンロード
非線形処理な先鋭化 線にメリハリがつく。nonlinear sharpenのこと
非線形処理な先鋭化用前置フィルタ nonlinear sharpenとセットで使う
・ジャンプウィンドウ から、ジャンプウィンドウをダウンロード
これがないと、かなり不便
4 事前準備
DTVフォルダを作成し、そこにaviutl99k2フォルダとBonTsDemuxフォルダを作成
aviutl99k2の中には、PluginsフォルダとProfilesフォルダを作成
構成的には,こんな感じにしてある DTVフォルダを作ったのは,単純にまとめるために作成
DTV - BonTsDemux (up1091.zipを解凍した中身が入ってる)
- aviutl99k2 -Plugins
-Profiles
・aviutl99k2フォルダの中に
x264.exe
neroAacEnc.exe
fawcl.exe
FAWPreview.auf
MP4Box.exe
js32.dll
tc2mp4Mod.exe
FAWPreview_faadlib2.dll
・Pluginsフォルダの中に
x264guiEx.auo
x264guiEx.ini
x264guiEx_stg フォルダ(中身も)
ds_input.aui
m2vconf.exe
m2v.aui (m2v.vfpをm2v.auiに拡張子を変更する)
afs.auf
nlsharpen.auf
prefilter.auf
warpsharpmt.auf
ResizeFilter.aufとDLL フォルダ(中身も)
timejump.auf
jump.auf
5 初期設定
・ AviUtl上部メニューバー
ファイル→環境設定→システムの設定
【最大画像サイズ】を【幅1920】【高さ1080】に設定(HD画像のサイズに合わせる)
【リサイズ設定の解像度リスト】の前列に 【1920×1440,1920×1080,1280×720,】を追加
【追加読み込みしたファイルのfpsを変換しない】にチェック
【ロード時に映像と音声の長さが0.1秒以上ずれているものは自動的にfps調整する】チェック
・m2vconf.exeの設定
【m2vconf.exe】を起動し、設定する。
【CPU拡張】にある【MMX】【SSE】【SSE2】の対応しているものにチェックを入れるくらいw
・プラグイン優先度の順番
ファイル→環境設定→入力プラグイン優先度の設定で、【DirectShow File Reader】を
他の動画入力プラグインより下に設定する。 他の動画入力プラグインとは、
MPEG-2 VIDEO File Reader
MP4 File Reader
AVI File Reader ( Video For Windows )
AVI/AVI2 File Reader など
・表示の設定
表示 で、下記5項目は表示するようにチェックを入れておく
オーディオ波形の表示
時間の表示
再生ウインドウの表示
ジャンプウインドウの表示
時間ジャンプの表示
6 フィルタ等の設定
・使用するフィルタの設定
フィルタから、下記のフィルタ8個にチェックを入れておく
インタレ縞低減プラグイン++
nonlinear sharpen
nonlinear sharpen
prefilter for nonlinear sharpen
リサイズフィルタ
WarpSharpMT
音声の位置調整
音量の最大化
FAWプレビュ~
・フィルタの順番設定
設定→フィルタ順序の設定→ビデオフィルタ順序の設定で設定する
自動フィールドシフト→prefilter for nonlinear sharpen→nonlinear→WarpSharpMTの
順番にしておく
・リサイズフィルタ
設定→リサイズフィルタの設定であらかじめ拡大縮小サイズを登録しておく
輝度・色差・SIMDはそのままでOK
・インターレース解除
設定→インターレースの解除 自動フィールドシフトにチェック
設定→インターレースの解除 トップフィールド->ボトムフィールドにチェック
・自動フィールドシフトの設定
設定→インターレースの解除→自動フィールドシフトの設定
映画/アニメ ボタンをクリックして設定しておく
・インタレ縞低減プラグイン++
次フレームも参照するにチェックを入れ、動きを48に設定 その他はデフォルト
・色変換の設定
設定→色変換の設定
入力、出力ともに 【自動】
・prefilter for nonlinear sharpen
weightを【100】
H blurには【チェックを入れない】
blurには【チェックを入れない】
・nonlinear sharpen
underを【25】
overを【0】
gainを【23】
noiseを【20】
mask_xを【0】
mask_yを【0】
参照範囲拡大に【チェックを入れる】
underの値をgainに合わせるに【チェックを入れる】
overの値をgainに合わせるには【チェックを入れない】
p-pでノイズ判定するに【チェックを入れる】
ここまで設定したら、再起動して、設定を保存しておく。
7 エンコードをするための設定(初回のみ)
BonTsDemux を使って、適当なTSファイルを分離しておく。
エンコード方式 Demux(m2v+aac) で、分離する。
・x264の設定
AviUtlに戻り、m2vファイルを読み込む。(読み込まないと下記の項目が選択できない。)
ファイル→プラグイン出力→拡張 x264 出力(GUI) Ex を選択
ビデオ圧縮を選択して、【拡張 x264 出力(GUI) Ex】の画面を開く
①~④の各実行ファイルの場所を指定する。
②の音声エンコーダは、FakeAacWav(FAW)を選択して、FAWCheckにチェック。
続いて上部のプロファイルボタンを押して設定を決定する。
⑤は、23とか22のままで良いらしい。
⑥は、FAW解除(full size)にしておく。
OKを押して画面を閉じて設定終了
再起動
8 CMカットして、エンコード
m2vファイル、AACファイルの順にファイルを読み込む。
ジャンプウインドウを使って、CMをカット。
必要があるなら、バッチ出力を利用する。(利用した方が良いかもしれない。)
(1)利用しない場合
カットが終了したらファイル→プラグイン出力→拡張 x264 出力(GUI) Exを選択
ファイル名を入れたら、保存でエンコードが開始される。
(2)バッチ登録を選択した場合の説明
バッチ登録を利用すると、複数の出力を登録できるのと処理が終わった後の行動を指定
できる。
エンコード後の行動を指定した後、【開始】を選択するとエンコードが始まる。
(エンコード中でも、設定は自由に変更可)