Windows7 SSDで設定したこと
サーバ用にCorei3を導入したのに、メインPCは、Core2DUOだったのですが、
今回、ようやく大幅に変更した。
設定なんかも変えたので、忘れないようにメモ書き。
構成
CPU:Intel Core i7 2700K BOX
マザーボード:GIGABYTE GA-Z68XP-UD4/G3
メモリー:Team TED38192M1333C9DC ×4 (DDR3-1333 CL9 4GB)
グラフィックボード: GIGABYTE GV-R695OC-1GD
SSD:A-DATA AS510S3-120GM-C
電源:Enhance POWER KINGDOM PLUG-IN EPS-1570 (P)
新たに購入したのは、こんな感じ。後は、以前から使っているケースと1TのHDDを2個そのまま
流用。
本当は、HDDを購入する予定だったけど、タイの洪水の影響で値上がりしたままなので今回は
見送り。
コンセプトは、頻繁に書き換えるものについては、SSDから退避させる
+ 設定が容易であること。
1 復元ポイントを削除
不具合が出ると、基本的に復元するよりすぐに再インストールする人間なので、
無駄なものはカットする方向で。
コントロールパネル → システムとセキュリティ → システムの左側にある システムの保護 → 構成
「システムの保護を無効」に設定して、すべての復元ポイントを削除。
2 デフラグの設定を確認
Windows 7 では、SSDドライブは自動的にデフラグの対象から外れる事になっているが、
念のため確認
コントロールパネル → システムとセキュリティ → ハードドライブの最適化
C:ドライブは未実行になっているが、スケジュールの構成 → ディスクの選択 で
Cドライブが含まれていない事を確認
(Cドライブがなければ、SSDとしてWindowsが認識しているということで良いらしい)
3 ページングファイルを削除
SSDの書き込み回数を減らすために、仮想メモリ(ページファイル)を使わないようにする。
そのために16Gのメモリにした。
コントロールパネル → システムとセキュリティ → システム の左にある
システムの評細設定 をクリック
タブ「詳細設定」 → パフォーマンス欄の「設定」→ タブ「詳細設定」の仮想メモリ欄の「変更」を
クリック
「すべてのドライブのページングファイルサイズを自動的に管理する」 のチェックを外して、
すべてのドライブを 「ページングファイルなし」に設定する。 再起動が必要
4 RAMディスクを作成
メモリが16Gあるので、RAMディスクを作ることにする。
x64だとDataram RAMDiskが使えるそうなので利用する。4GBまでなら無料で利用できる。
インストールが完了したら RAMDisk Configuration Utility を立ち上げてRAMディスクの作成
に取り掛かる。
「Settings」タブの「Disk Size」は任意のサイズに指定(今回は2056MB)
フォーマット方式はとりあえず「Unformatted 」を選択
「Start RAMDisk」ボタンを押すと、RAMDiskが作成される。
途中で「このソフトウェアをインストールしますか?」と聞かれたら「はい」を選択。
コントロールパネル → システムとセキュリティ → 管理ツール → コンピュータの管理 → 記憶域 →ディスクの管理(ローカル)を選択し、
作成したRAMディスクをNTFSでフォーマットし、ドライブ文字も固定しておく。
CドライブにRAMDisk.img を保存することにし、「Load Disk Image」にチェックして起動時に
ロードする設定に保存する必要は無いのでSave Disk Image はチェックしない。
5 環境変数のTEMP・TMPをRamDiskに変更
コントロールパネル → システムとセキュリティ → システム 左にある システムの詳細設定を
クリック
システムのプロパティを開き、タブ「詳細設定」の「環境変数」をクリックする。
TEMP、TMP を選択して「編集」をクリック。赤く囲った部分を変更する(合計4カ所)
I:(RAMディスクのドライブ)¥TEMP を指定して[OK]をクリックする。
再起動した後は、以下のファイルを削除する
C:¥Users¥(ユーザ名)\AppData\Local\Temp
C:¥Windows¥TEMP
フォルダーオプション-表示で「隠しファイル、フォルダを表示する」に設定を変更しておくことと、
「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外しておいた方が良い。
6 FireFoxのキャッシュ保存先を変更
Firefoxのアドレスバーに「about:config」と入力してEnterキーをクリック。
警告が表示されたら、「細心の注意を払って使用する」をクリック。
フィルタに「browser.cache」と入力して検索。
「browser.cache.disk.enable」の項目で右クリックして「切り替え」を選択。値がfalseに変更される
同様に「browser.cache.memory.enable」の値がtrueになっていなかったら、そのように変更。
適当な場所で右クリックして、[新規作成] – [整数値]を選択。
「browser.cache.memory.capacity」と入力して「OK」をクリックし、引き続き「-1」を入力し、OK
これで、メインメモリーの使用状況に合わせてFirefoxのキャッシュ保存サイズを動的に最適化して
くれるらしい。
設定が完了したら、Firefoxを再起動してやるとキャッシュがHDDではなくRAMに保存されるよう
になる。
7 ユーザディレクトリを別HDDで管理
手順は一歩間違うとデータが損失したり、OSがクラッシュしたりするので充分に気をつけることと
いうか、書いてあること見て、自分の環境に置き換えできない人(意味がわからない人)はやらない
方が良いと思う。
移行作業用の管理者権限を持ったユーザを作成(仮にadmin としておく)
自分のユーザ名を仮に「user01」としておく
以下、セーフモードで起動(F8で起動できる)
(1)ユーザディレクトリ(中身なし)をコピーする(ルートディレクトリのみ)
コマンドラインにて下記を実行
robocopy /ZB /R:0 C:\Users D:\Users
「Users」ではなく「ユーザー」と表示されていても見かけ上の問題で、ディレクトリ名称は「Users」
で正しい
(2)デフォルトユーザプロファイルをコピーする
これはシステムで変更しなければならない。
「コンピューター」右クリック「プロパティ」→「ユーザープロファイル」から「Default」を選択し、
「コピー先」を「C:\Users\Default」→「D:\Users\Default」とする。
実行後、「D:\Users\default」へ移行される。
(3)ユーザプロファイルをコピーする
現時点でコピーが必要なのは「user01」「admin」「Public」の三点。
例によってPublic は日本語名称かもしれないが、実態は「Public」である。
一度再起動してadminユーザでログインし、下記のコマンドを実行する。
/XJDを付けないと、シンボリックリンクで無限ループとなるらしいので、要注意
robocopy C:\Users\ユーザー名 D:\Users\ユーザー名 /E /ZB /R:0 /XJD
現在ログイン中のadiminユーザのファイルは失敗するかもしれないが、後で消すので
気にしない。
(4)移行が終わったら、レジストリエディタを開き、下記の点を修正する。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ProfileList
以下の「ProgramData」以外のドライブレター「%SystemDrive%\Users」を「D:\Users」へ置換する。
ProfileListの下にユーザ情報のキー(桁数の多いもの)があるので、ここの「ProfileImagePath」の
パスも同様に変更
(5)再起動し、デスクトップのファイルのプロパティを参照する。
「D:\Users\ユーザ\デスクトップ\ファイル名」となっていればOK
(6)元のファイルを削除
rd C:\Users /S
失敗する場合は、再起動してみたりしながら、やってみてください。
(7)C:\Usersにアクセスされても大丈夫なようにシンボリックリンクを張る
mklink /J “C:\Users” “D:\Users”
(8)仕上げ
ここまで終わったら、通常起動でWindowsを起動して、移行用に作成したadiminユーザを削除
以上で、やったこと終わり。
ところで、こうすると、Synergyが日本語改造してある1.3.1では正常動作しないので、仕方なく
1.3.8を本家から入れた。結果としては、動くけど半角/全角が効かないので不便だ。
(Ctrl + Spaceは大丈夫)
Dropboxが正常に動作しない。よくわからない。
それ以外は、今のところ問題なさそうです。